第10回 倉敷王将戦 神奈川予選

表記の大会が神奈川新聞社12階会議室で行われた。
ケンは昨年の低学年の代表になれたが、今年は高学年になり、チャレンジャーとしての参加。
低学年(小1〜3年)は22名、高学年(小4〜6年)は30名が参加した。


朝、会場に着いてケンは宮田先生に電話。
「思いっきりやるように」と言われたらしい。
横で聞いていた親が感動〜。


予選は2勝で決勝トーナメントへ、2敗で敗退。
ケンは○●○の2勝1敗でどうにか決勝トーナメント進出を決める。

2局目は、序盤で飛車を成り込ませるのに成功するが、なかなか龍が活用できない。
その内、相手に攻め込まれて怪しくなり、負けてしまった。
1敗すると後がないのでとても苦しい。
決勝トーナメント進出をかけた3局目(もちろん対戦相手も同じ立場)は、なんと、ケンが藤沢の将棋教室に通っていた頃一緒に藤沢の教室に
通っていて、今は三茶に通っているN川くん!
同門対決となってしまった。
N川くんは1局目で優勝候補のZ本くんと熱戦を繰り広げていて、惜しくも負けている。
う〜ん、このまま2人ともトーナメント進出できないかなぁ...   もちろん出来ない(涙)。

後でケンから聞いた話では、中盤、N川くんにガンガンに攻め込まれるも、なんとか持ち堪え、徐々に形勢を逆転して勝利。
これで辛くも決勝トーナメント進出。
N川くんには声をかける事も出来ない。複雑な心境だ。


お昼を挟んで決勝トーナメント開始。
総勢15名が2つの代表の席を目指して対局する。
7名と8名の二山に分けて、それぞれの山で優勝すれば代表になれる。
先ずはくじ引きで組み合わせを決める。
次々に決まっていく組み合わせを見ると...
なんと、8名の山の方に、Z本くん、K村くん、Y川くんたちが集まる集まる。
こっちの山には入りたくないな〜、などと思っていると、ケンはめでたく8名の山へ... あちゃ〜...

初戦の相手はK村くん。
2月の小学生名人戦神奈川予選では勝利しているが小学生名人戦 神奈川予選 - HALの日々
はたして...

廊下で待っていると、今にも泣きそうな顔で会場から出てきた。
  「負けたか...」


残念だが、まぁ頑張った。
「どうする?これから三茶行く?」と聞くと
「ううん、ここで交流戦に参加する」と、みるみるうちに目に涙が溜まってくる。
「宮田先生に報告しようか」と言うと、コクリと頷き、携帯で電話した。


「先生、負けました」
「泣いてる?」    いきなり核心(^^;
「泣いてません」   もう目には涙がいっぱいだ。
「帰る?それとも三茶来る?」
「三茶に行きます」


先生に「三茶来る?」と言って頂いたのが嬉しかったのか、即答だった。
このやり取りを聞いていて、こっちが泣きそうになってしまった。


「ちゃんと先生に報告しようね」ということで、三茶に向かった。
先生方に何局か指導対局をして頂き、帰る時に宮田先生に「お〜い敗残兵」と声をかけられるが、
ケンは「はいざんへい?」と言葉がわからない様子。
すっかり元気になっていた。宮田先生、ありがとうございます!


大会は、高学年の部の代表がZ本くんとY永くん。Y永くんは三茶に通っている子だ。
低学年の部の代表はM上くんとN瀧くん!M上くんはケンが以前通っていた藤沢の将棋教室の子だ。
そしてN瀧くん!三茶に通っている。
三茶に向かう途中にN瀧くんママに会ったのだが、その時は未だ代表になったことを知らず、お祝いの言葉が言えなかった。
「おめでとうございます!」


代表になった方々、おめでとうございます!
倉敷でも伸び伸び将棋を指してきてください!