第六回将棋教室対抗戦

阿佐ヶ谷の杉並区立産業商工会館で表記の大会が行われ、ケンが参加した。


この大会にケンが参加するのは2回目。
ただし、2年前の1回目は当時通っていた藤沢の将棋教室のメンバーとしての参加だった。
予選リーグを通過して決勝トーナメントの第1戦で対戦したのが、何と三軒茶屋将棋倶楽部!
結果は0-5の完敗。
今回はその三軒茶屋将棋倶楽部のメンバーとしての参加なので、感慨深いものがあった(親だけ?)。


参加したカテゴリーは「ドラゴンカップ」で5名の学年合計が20以下という規定。
主将はY田くん(小5)、2将はI藤くん(小3)、3将はK島くん(小3)、4将はU木くん(小4)、5将がケン(小4)の5名。
棋力は二〜三段といったところか。
ドラゴンカップには26チームがエントリーしているので、それだけでも130名の小学生+引率の先生・付添の親...大規模な大会だ。
午前中は3〜4チーム毎の8組に分け予選リーグを行い、各組の1,2位の計16チームが午後の決勝トーナメントに進む。


予選リーグの1回戦。ケンは序盤で悪い形になり、投了しようかと思うところまで行ったらしいが、何とか粘って勝利。
チームも全員勝利の5−0。
2回戦、3回戦ともに全員勝利の5−0で予選リーグ通過。
実は将棋倶楽部の宮田先生から「最低でも全勝」「負けたら100万円」と言われていたらしい(笑)。
100万円位なら私のポケットマネーで間に合うが(と本当に言ってみたい!)、何とも宮田先生らしいジョークだ。


子供達が会場で昼食をとっている間に近くのコンビニでサンドイッチを買い、お父さん方と談笑。そろそろかなと思い会場に行ってみると
既に決勝トーナメントの第1戦が始まっていた。
第1戦の相手は「北☆KIDS Rookie Gate」。この将棋教室には一度ケンが伺ったことがある。
5−0で勝利し、第2戦へ。
第2戦は「広尾しょうぎ教室」。主将はちゃきちゃん。
3−2で辛くも勝利。
準決勝は「こども将棋クラブ(所沢)」。5−0で勝利し、決勝戦へ。
勝戦は「さいたまドラの穴」。
ここで初めてケンの近くで対局観戦。
勝戦なのに何故かキョロキョロ、盤面に集中していない(様に見えた)。
序盤で悪い形になり攻め込まれる。必死に防戦するも、なかなか良い形にならない。
相手の持ち駒が歩2枚だけになり、攻めが切れれば反撃のチャンスが出てくるかなと思っているところで、ケンは持ち時間の10分を使い切り1手30秒の秒読みへ...
と思ったら、チェスクロックが30秒の秒読みに入らず、表示が「0」のままで停止。
「あ〜、気づいていないなぁ〜」と思って見ていると、お互い気づかず、2〜3手進んだところでやっと気づく。
チェスクロックの不備とはいえ、負けは負け。
あのまま進んでいてもたぶん負けていただろうし、盤面に集中しきれていなかった態度を見ても負けるべき。
この1局からいろいろ学んで欲しい。
チームは3−2で勝利し、ドラゴンカップ優勝。
チームのトータル成績は31勝4敗。ケンの個人成績は6勝1敗。


将棋大会を観戦していて毎回思うのだが、将棋を指している子供達の何と純粋なこと。
負けて悔しいだろうに、「負けました」と、ちゃんと声に出して言ったり、盤面に集中する真剣な表情など...
本当に素晴らしいなと思う。


素晴らしい大会を運営してくださった関係者の方々(特に棋友館の小田切先生!)、参加されたお子さん達、親御さん達、引率の先生方、皆様ありがとうございました。