第11回全国小学生「倉敷王将戦」 神奈川予選
表記大会にケンが参加。
この大会は小学1〜3年の低学年の部と4〜6年の高学年の部に分かれて、倉敷で行われる全国大会出場をかけて代表を目指す。
代表は各部の優勝・準優勝の2名、計4名。
将棋キッズにとっては、「小学生将棋名人戦」、「倉敷王将戦」、「JT将棋日本シリーズ 子供大会」、「小学館学年誌杯」あたりが大きな大会になろうか。
3年生の時には代表として倉敷に行っているので、今年は高学年として是非頑張って欲しいところ。
このblogも、倉敷で知り合いになった多くのお父さん方がblogをやられていたので始めた。
参加者は低学年44名、高学年34名。
午前中に予選を行い、2勝で決勝トーナメント進出、2敗で敗退。
予選1局目
対局相手の女の子、どこかで見たことがあるような...
文科大臣杯団体戦の予選で宮田七段が「スジが良い」と誉めていた子だ。
ケンは?と見ると、椅子の上に正座して指している。良い心がけだ。
(後で聞いたら、「気合いを入れる」意味もあったが、盤上奥の駒に手が届かなかったので正座していたようだ ^^;)
周りの対局よりも時間がかかっているような気がする。親は見てられないよね。
と、気がついたら対局表を持って報告に行っている。どうだったんだ?
「勝った」とのことで先ず1勝。
予選2局目
会場の外にいたので判らないが、「お昼にしてくださいって言われた」と報告しに来た。
「んっ?勝ったの?」と聞くとうなずくので、ホッとして会場の後ろ側の空きスペースで食事。
これで決勝トーナメント進出できた。
決勝トーナメント
高学年の決勝トーナメントには18名が進出。
9名ずつの二山に分けて対局する。つまり、その山で1位になれば全国大会出場決定となる。
最初の方にくじを引いたケンは右側の山に。しかも、9名と奇数のため他の子より1局多い場所をゲット!(笑)
他の子は3連勝すれば代表決定だが、ケンは4連勝しなければならない。
他の子もくじを引いて、どんどん対戦相手が決まっていく。
強い子の多くが右の山に...^^;)
これは去年の倉敷王将戦の予選と同じ展開。
おまえは岡本太郎かっ!(笑)
「私は、人生の岐路に立った時、いつも困難なほうの道を選んできた。」 岡本太郎
1局目
相手はS藤君。2月に行われた名人戦予選で惜しくも準決勝で優勝したM上君に負けた子だ。
このときケンは予選でS藤君と対局して負けている。
周りの対局が次々と終わる中、なかなか終わらない。
やっと終了して、勝ち。
急いでトイレに行って、すぐさま2局目へ。
2局目
この辺からは余り見ていない(いられない?)、見ていても判らないが...
「勝った」とのこと。
3局目
ケンに水筒を渡して、遠くから観戦。
友達のK島くんが対局を見に行き、「ケンの勝ち(優勢)」と教えてくれる。
(この対局に勝利すると、次は既に対局が終わって勝利しているK島くんとの対局だ。)
が、将棋の判らない親としては気が気でない。
でも、暫くして相手の子がコクリと頭を下げた。
4局目
いよいよこの対局に勝つと全国大会出場が決まる。
先ほども書いたが、対局者は2年前に低学年の部で一緒に倉敷に行った、現在研修生のK島くん。
途中、守りを固めるか攻めに出るかの分岐点で、ケンは果敢に「攻め」を選択。(定跡?では「守り」だったそうですが)
帰宅後に兄のコウと行った感想戦では、やはりこの選択が厳しかったようだが...
飛車の動きも封じ込められ、負け。
「負けた」と報告しに来たケンは肩を震わせ、目から涙がしたたり落ちた。
残念だが負けは負け。
何が足りなかったのか、何をしなければならないのか、自分で考えて精進してください。
でも、長時間の対局が続く中、集中力は切れなかったし、自分のアイデアを果敢に試したりと、よく頑張りました。
これでひとまず、直近の大きな大会は7月の小学校将棋団体戦の東日本大会のみになりました。
この機会にいろいろと研究してください。
私はいつでも君を全力で応援します。