文部科学大臣杯 小学校将棋団体戦 神奈川県予選

表記の大会に参加した。
同じ小学校の生徒3名1チームで参加し、上位2チームは7月に行われる東日本大会に出場する。
3年前の大会では、コウが主将、ケンが副将で参加して、東日本大会に駒を進めている。


今回のメンバーは、主将がケン、副将がM本くん、三将がO賀くん。
去年と同じメンバーだ。文部科学大臣杯 神奈川予選 - HALの日々
M本くんは3年前のメンバー(三将)。
O賀くんとケンはこの大会目指して毎週のように将棋を指していた。
(と言っても、O賀くんのご自宅に伺ったときに出されるおやつやWiiの方がお目当てだったらしいが)


今年は22チームが参加。2つのブロックに分けて、それぞれのブロック1位が東日本大会に出場する。
先ずは、それぞれのブロックを更にブロックに分けてトーナメント戦を行い、それぞれの1位がブロック1位を目指して対戦する。


日本将棋連盟からは、宮田七段、上野五段のプロ棋士の方々が来賓として参加された。
宮田七段は、ケンがいつも教わっている師匠でもある。

途中、勝又六段もお見えになり、ご挨拶。
今日は別会場で行われている中学生選抜選手権との掛け持ち、ということで忙しく動き回られていた。
いつもいつも頭が下がります。


初戦、3-0で勝利。さい先の良い滑り出し。
2戦目、2-1で勝利。負けたO賀くんは、廊下に出て来ると、将棋で負けて初めて泣いた(お母様談)。
掛ける言葉もなかったが、心の中で「強くなるぞ〜!」と声を掛けた。
3戦目、3-0で勝利。


ここで昼食。
昼食後に廊下でスクラムを組み、「がんばるぞ〜、オウッ!」とかけ声を掛けていた。
4戦目は2-1で勝利。後1勝すれば1位同士の決勝戦進出が決定する。
大会の度にいつも思うのだが、親はただただハラハラドキドキしながら見守るしかない。
これは子供の教育と同じですね。


5戦目、3-0! 決勝戦進出決定!


もう一つのブロック1位は、スーパー小学生の姉弟が主将、副将を努めるチーム!う〜ん、強敵だ!
このスーパー小学生とは藤沢の将棋教室でも一緒だったので、非常〜に複雑な心境。
千駄ヶ谷の道場で会うと「勝ったよ」と報告しに来てくれる、かわいい、でもとっても強い姉弟だ。
どちらも勝たせたい、というか、両方勝ちにして!

もう一つの山で決勝戦進出が決まったチームの主将ちゃきちゃんからは、力強く「絶対に、絶対に勝ってね!」と言われる。
う〜ん、私に言われても〜(笑)。


ケン達は廊下でまたスクラムを組み、気合いを入れる。
対局前に席に並んだときに、ケンが「がんばろ〜!」とメンバーに声を掛ける。
いよいよ対局開始。
先ず、三将のO賀くんが勝利。
次に副将のM本くんは負け。残念!
勝負の行方は主将のケン次第となった。
もうこの辺からは見ていられず(見ていても判らないが)、廊下で待つ...


「ん?終わったようだ」
恐る恐る見に行くと...
ケン勝ち。2-1でめでたく優勝。県代表として東日本大会へ出場できることとなった。
ケンは個人としての全勝賞も獲得。
みんな、おめでとう!


もう一つのブロックでは、ちゃきちゃん、ナガタッキーを擁するチームが優勝。
去年に引き続きの東日本大会出場!おめでとうございます!


そのちゃきちゃんと熱戦を繰り広げたF井くん。一昨年の神奈川県小中学校将棋大会第11回 神奈川県小中学校 将棋大会 - HALの日々
以降、将棋に目覚め?、メキメキ強くなっている。
F井くんのお母様にちゃきちゃんの話をすると、「え〜、そんな方と将棋が指せるなんて、それだけで感激です!」と仰っていた。


大会終了後、ケンは宮田先生の指導対局を2枚落ちで受け、しっかり負かされた。


団体戦はいろいろなドラマがあり、いつもハラハラドキドキするが、東日本大会に向け更に頑張って欲しい。


大会関係者の方々、大会に参加された小学生・保護者の皆様、ありがとうございました。


postscript:
東日本大会出場の書類に記入していると、
支部名(支部会員の方は記入してください)」の項目があり、一瞬、どうしよう?と思ったが、
「鰻支部」と記入した。
この書類を役員の方に提出すると、「ああ〜、ウナギの方ねぇ〜」と言われた。